傾聴講座終了の御礼

2月21日(月)、「令和3年度檜山地区地域に理解され、支持される社協づくり研修会」がWEB開催で行われ、私は臨床心理士という立場から1時間ほどお話させて頂きました。


前半では

傾聴の基礎的・基本的な内容として

「聞く」と「聴く」の違いや

傾聴での「心のあり方」や「具体的な方法」

「上達の大まかなプロセス」について説明し


後半では

カール・ロジャース氏の言葉を引用し

聴くことで心が癒えるメカニズムについて

説明いたしました。



参加された方からは

今している事の手を止めて話を聴く事の大切さや

耳で聴き、目で聴き、心で聴く
といった傾聴における心のあり方や具体的な方法を
今後現場に生かしていきたいとのお言葉も頂戴し
臨床心理士として地域のお役に立てたことを
とても嬉しく思います。

また、

『心理学で防衛と呼ばれる現象を
対人援助職が体験した際に
何をポイントに関わるとよいですか?』
と良い質問をしてくださった方のお陰で

"語りの奥に隠された感情に注目してフィードバックすることの重要性"

を講座を閉じる前に再確認できました。

ありがとうございました。



さて、この質問は

福祉関係者が極めて業務多忙な中

支援対象者に真摯に向き合おうとする際

出会うジレンマを象徴したものだと

後になって気づきました。


「支援対象者の心の声に耳を澄ませたい

でも。」


この貴重な問いに

私はなぜもっと寄り添う言葉をかけられなかったのか。

傾聴を伝える場にも関わらず

全く傾聴的ではない見本をお示しする事となりました。


これからも研鑽をしていきたいと思います。





そんな中、翌日に檜山地区事務所長より

「コミュニケーションの入り口での話を聴くことから始まり、聴くことにより自身の変化や相手の心の変化、自然治癒力に強く影響する事などを知ることができ、これを機会に意識しながら日常のコミュニケーションに生かしていければと思います。」

「今回の話を民生委員や児童委員の方々にも機会をつくり、もっともっと様々な深いお話を聴きたいと念願しております。その時にはお付き合いをよろしくお願いします。」

と綴られた温かく丁寧なお礼状をいただきまして
更にはHPへの掲載にも快諾くださり
本当に感謝しかありません。


次回また
「聴くこと」の深いお話がシェアできる機会を楽しみにしております。

この度は聴き手サロンあいりすに傾聴講座を御依頼くださいまして、誠にありがとうございました。

そして大変お忙しい中で時間をつくり参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。


聴けない時はご自身を責めるのではなく『いたわる』タイミングである、という事をどうかいつも忘れずにいてくださいね!


〈傾聴と心理カウンセリング〉心のサロンあいりす-函館

心のやすらぎと変容に出会う あなたの気持ちがずれることなく聴きとられる"聴き手"サロン

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